毎日が暇つぶし:小説書く人向け

小説家になろうと思った日からの内面さらけ出し記録

2019冬:文藝賞かか、改良、選評読んで

文藝の2019年冬号で

  • かか(宇佐美りん)
  • 改良(遠野遥)
  • 選評

を読みました。

2作受賞で受賞者二人とも後に芥川賞受賞しているので豊作な年だったわけだし、文藝賞受賞作以外で芥川賞受賞しているわけなので、選考委員の目がすごかったのだろうと思う。

 

村田沙耶香さんの選評で参考になる部分が2点あったので記録しておきたい。

「この作者でしか生み出せない世界に到達してほしかった。この作品でしか生み出せない世界に到達してほしかった。この作品でしか出会えない、新しい言葉を知りたかった。」

この作品でしか出会えない新しい言葉という視点はなるほどなあという感じでした。

 

「魅力的な人物が小説の中に説明され、置いてあるだけではなく、小説が「動く」瞬間が見たい、という欲張りな気持ちになった。それは不必要な小説的な展開という意味ではなく、小説の中で深い部分まで言葉が進んでいくこと、何か特別な化学変化があること、その部分が少し弱いように感じられた。」

動きのある小説というのはよく聞く言い回しで、アクション性のように捉えられることがほとんどだと思う。小説の動きという概念について参考になる言葉でした。

 

 

 

 

これまでの読書歴

たまたま縁をもてた小説公募歴のある方に話をきく機会がありました。

その時に自分の読書歴を振り返ってみたので、ブログにも記録しておきます。

現時点で読書歴が足りないなあというのを痛感するので、小説書くのと並行して読書もがんばりたいと思います。

 

■子どもの頃読んだ記憶のある本(幼少から小学生まで)
・江戸川乱歩の怪人二十面相シリーズはかなりの数よんだ(でも全く記憶なし)
・ミヒャエル・エンデ:モモ、果てしないものがたり
・ジュール・ヴェヌルの有名どころ数冊
・マーク・トウェイン数冊
・ムーミン谷関係 結構読んだ記憶があるけどもしかしたら1,2冊程度かもしれない
ほか、わりと本読んだ気がしますが全く覚えていないので今の創作には役立たなそう。
思い返してみると選書に偏りますが、好きだったとかこだわりがあったとかそういう感じでもなかった気がします。
かなり読んだ江戸川乱歩みたいなミステリーを書きたいかっていうとそんなことはないです。

 

■中学
・漫画以外の本はほぼ読んでいない。
・大江健三郎を一回読んだ記憶があるが、何を読んだかどんな内容だったかどういう感想だったかも覚えていない。なぜ読んだのかも謎だが、大江健三郎という名前だけ憶えている。

 

■高校
・漫画以外の本はほぼ読んでいない。
・夜に放送しているドラマは大半みた。
・高2くらいから1年くらい月刊「シナリオ」という脚本・シナリオ作家関連の専門誌を読んでいた。
・掲載脚本とかを見てからドラマ・映画(国内系)みたりしていた。
・創作に役立ちそうと北欧神話に関する本を2冊くらい読んだ記憶はあるが覚えていない。
=>高校時代シナリオライターいいなと思って色々考えていたが、書いたことはない。

 

■大学以降2022年6月まで
・1999年に大学入ってすぐに国家試験(公認会計士)勉強はじめて在学中合格してすぐ働いてしまったので、大学時代は漫画と専門書のみ。
その後大手ファームで働きながら司法試験受験したりしていたので、漫画と専門書以外は読んでいません(精霊の守り人除く)。
・2016年:NHKでドラマがやった「精霊の守り人」シリーズを当時2冊くらい読んだ。
 1冊読んですごい面白い本で関心し2冊目読んだ。児童文学に分類されるらしい。

 

■2022年7月9日、急に小説家なろうと思いたち、そこから以下を読んだ(ほぼ電子書籍)。7月29日時点。
・(読みにくくて途中で投げた):小説家になる!2 芥川賞・直木賞作家だって狙える12稿
・小説を書きたい人の本(誉田龍一)
・ベストセラー小説の書き方(ディーン・R・クーンツ)
・蛇にピアス
・ニムロッド
・1R1分34秒
・火花(好き、面白い。評価高いのわかる。)
・美しい顔(関心した。こういうのが純文学かと思った。好きではない。)
・流星ワゴン(好き、面白い。公募ではしないけど、そのうちこういうのを書きたい。)
・シェア

・サバイブ
・家庭用安心工夫

第167回芥川賞受賞会見をみて

昨日、第167回芥川賞直木賞が決定した。

芥川賞は高瀬隼子さん「おいしいごはんが食べられますように」、直木賞窪美澄さん「夜に星を放つ」だった。どちらもまだ読んだことがないので、掲載誌を読んでみよう。

 

まだ一作も仕上げていないのに身の程しらずかもしれないが、芥川賞受賞を目指して小説をかいてみようという気持ちがわいてきた。

この気持ちを忘れないよう、後々行き詰った時に思い起こせるよう、記録しておいた方がいいだろうし、この記事を書くことにした。

そして、買っておいた「小説を書きたい人の本」(校條剛監修、誉田龍一著)を一気に通読した。

とてもわかりやすい本で今後もまた部分的に読むことがあるだろう。

まずは一回書き上げてみることだなあと実感した。

10月15日に公募の文学賞に出すことを目標に小説を書いてみようとおもう。

 

書いた小説に意見をもらうことを考えないといけないと思い、文芸サークルの類を調べてみたところ、俳句・短歌等をつくる生涯学習的なサークルはみつかるけど、小説家を目指すような人が集まるサークルは見つからなかった。

同じような人がどこかにいたらいいなという気持ちでツイッターアカウントを作成した。いつか小説仲間みたいなものができたらいいなとおもう。

 

表現のストックを増やすうえでも、刺激を受けるうえでも、週3作ペースで小説を読んでいこうと決意した。

とりあえず10月に応募するつもりの群像新人文学賞の受賞作が掲載されているという群像2022年6月号を注文した。

読書量をふやしていくよー

小説家になりたい

ドラマや映画の脚本を読んでシナリオライターに憧れた時期があった。

その時は漠然とした憧れで、自分がそうなりたいというよりも、こんな面白い話がつくれてすごいなあくらいの感覚だったと思う。

 

それから20年ほどが経ち、なんでもないタイミングで話作りをしたい気持ちがどんどん強くなってしまった。そんな気持ちになったきっかけは自分でもよくわからないけれども、映画をみても漫画をみても自分でも話をつくってみたいという気持ちが大きくなっていった。

 

少し調べてみると小説投稿サイト等もあるようで話を作って発表する場はあるみたいだった。文芸誌の小説の公募等も特に年齢制限等もなくあるようだった。

 

軽い気持ちからではあるけれども、小説を書いて 書店に自分の書いた話が並んで、多くの人に読んでもらいたいと思う。

まずは、文芸誌の賞をもらえるように頑張ってみたい。

 

これまで小説はかいたことがない。とりあえず書くというのはよさそうだけど、まずは週に2本以上小説を読むところからはじめてみるつもり。

遅くとも来年には賞の公募に自分の小説をだしたいとおもう。